藤城清治の世界展を見に行った、地元その一 [地元]
藤城清治といえば影絵というイメージはあったのだが、これほどの大作とこれほどの芸術性を兼ね備えていたとは思ってもいなかった。単純に素晴らしいのである。表現が面白いのもあるが、作品を作る目的が高尚なのである。ちょっと驚いた。子供向けも多いのだが、子供向けというと何かバカにしたような、または稚拙な発想や評価をしがちであるが、藤城清治はどれもが見事に作品を芸術の域へと昇華させているのである。しかも、85歳にして、滝桜を見に来て制作活動をしており、その見事さにただ驚くばかりである。久しぶりにいいものを見た。地元の小さな田舎の美術館ではあるが、最近キュレーターの素質が良いのだろう、いろいろな感心する視点や表現をもって展覧会を企画してくれている。ありがたいことだ。藤城清治の滝桜はおそらく、85歳にしての新しい作品であろう。しかしその表現は艶やかでもありながら威厳にも満ちて滝桜を捉え、神話の一部としての神秘性を魅力を持って表現している。最上部にあるのは三春の張り子、デコ屋敷で受け継がれている十二支の一つ虎である。
上記の写真は、図録の裏表紙である。この滝桜を制作したのです。(美術館はここへ)
さて、この展覧会はとても人が多く、沢山の行列になっています。地元民としては、良かったです。美術館運営も綱渡り状況でしたので、心配をしておりました。藤城清治の作品の中には、沢山の動物たちも出てきます。そんな中で、当然野鳥関係を見ていたのですが、特徴を良く捉えている鳥たちとイメージで描いている鳥たちがいて、カワセミもいました。ヤマセミはいないのですが、なぜか南国の鳥やヤマショウビン、アカショウビン、サンコウチョウ、雉その他いっぱいいましたね。嬉しいですね。
2009-04-30 01:00
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コメント(3)
藤城清治さんの影絵、いろいろググってみました。
ご高齢なのに凄いバイタリティですね。いかしたじいちゃんて感じでしょうか?porcoもこんな老後を送りたいものです。
by porcorosso (2009-04-30 06:53)
>夢空さん、niceありがとうございます。
>Qooさん、niceありがとうございます。
>ミモザさん、niceありがとうございます。
>SAWAさん、niceありがとうございます。
>いっぷくさん、niceありがとうございます。
>くまらさん、niceありがとうございます。
>いぬさん、niceありがとうございます。
>flutistさん、niceありがとうございます。
>Zakさん、niceありがとうございます。
>あんれにさん、niceありがとうございます。
by doudesyo (2009-04-30 21:44)
porcorossoさん、今晩は。niceありがとうございます。
そうなんですよ。私も見習いたいと思います。
by doudesyo (2009-04-30 21:45)