いただきまーす、ジョウビタキ [ジョウビタキ]
いつもの仕事場付近の朝の通勤時に撮影です。
この河川は放射能線量が非常に高く、毎時1マイクロシーベルトを超えます。撮影する私の立ち位置はそういう所です。当然ですが、数十メートル移動するだけで線量は激変します。このことが果たしてどこまで分かるやら。
放射能の線量と野鳥の数とで相関関係があるやに指摘している方がいるようですが、この撮影場所は特別な場所ではなく、こんなところにいるこのジョウビタキもおそらくすでに3ヶ月程はいると思われます。だって、昨年11月頃には着ていましたからね。記事にしたのは11月下旬。(月とジョウビタキ)
くどく突っ込みますが、この冬鳥は放射線量の高い河川敷が好きで、毎日は出会えませんが結構ちらほら見かけます。ということは、3月中旬に放射能が拡散してその論文の調査を7月中旬頃ですから、4ヶ月で放射能汚染がひどい地域には野鳥の個体数が減っているということですので、このジョウビタキもそろそろいなくなるということですね。信じられないなあ。ただ来月3月下旬となると自然に冬鳥は移動し始めるので、このジョウビタキも放射能でやられたのか単純に移動したのか判断つきませんね。まったく、面倒な論文を発表してくれたものだ。
突っ込みついでに、放射能の線量で高いと言葉だけでいってるのでその実際の数値はどれぐらいをさしているのだろうかと考えてみた。
野鳥の個体数が放射線量が高い地域が減っているという全体的な傾向があるようだという言い方だと思う。それにしても東京から見ればここ福島は劇高地域ですよ。しかし、細かく見ると避難地域内からみたら低いんですよね。福島第一原発から半径30km~50kmと論文にはかかれていましたから高いといった場合は、おそらくピンポイントで10マイクロシートベルト/hを超える地域を指しているんだろうと想われます。すると、そんな地域はごく一部しかありませんので、個体数が減ったという地域はそれほど広くはないと考えられます。
話を戻しますが、このジョウビタキがいる河川は1マイクロシーベルト/h以上ぐらいです。これは低いということになるんでしょうね。あーめんどい。
うまかったという顔。
それじゃと逃げていくところ。
ちょっと場所を変えてすまし顔。
うーん、線量は高いんだ。私の自宅から見たらこれはもうほぼ10倍以上高いんですからね。自宅室内は0.07-0.12マイクロシートベルト/hぐらいですので。
ま、そうはいっても、なにも変わらない日常生活なんだけど。哀愁のある後ろ姿。
「ほっと野鳥不定期更新」はこちらです。ぜひご覧ください。
2012-02-28 01:00
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コメント(3)
ジョウビタキいいですね~
本当に厄介な事を発表しているなと感じます。
実際に私の地域でも例年に無く冬鳥が少ないです。
なので放射線量と因果関係があるのかは「?」だと思っています。
確かに渡り鳥などは敏感ではないかと考えますが、影響が少ない地域でも少ないですからね。
by レイリー (2012-02-28 09:05)
例えば野生動物は人間より電流に弱いと聞きます、放射能の影響力も人間と同じ尺度では測れないかも知れません。
でも、調査した人たちは本当にそんなに放射能の影響の強い地域で調査したのかと勘ぐってしまいます。
by まっちゃん (2012-02-28 09:55)
>レイリーさん、今晩は。
この論文の内容でグラフやら何やらがあるんですが、お金を出さないと見れないんです。そこまでして観る価値のある論文なのか?と思いとどまってしまいました。話題にはなるけどお粗末ではないのかと。
>まっちゃんさん、今晩は。
そうなんですよ。線量の高いところで実施したのか?と。だって、すぐにでも影響の出るぐらいの高線量地域だとしたら、計測する人も対策を徹底しておかないと危険ですからね。どうなんでしょうか。
by doudesyo (2012-02-29 22:23)